fc2ブログ
QLOOKアクセス解析

OutlookからThunderbirdへの移行手順

OutlookからThunderbirdへ移行を行ったので手順をメモしておく。

メールとアドレス帳はThunderbirdのインポート機能で移行し、アカウントは手で設定した。アカウント設定もThunderbirdのインポート機能で行えるはずだったが、途中でエラーが発生したため、断念した。
実施環境は、OSがWindows XP Professional SP2、移行元メーラーはMS Outlook 2002 SP1、移行先メーラーはThunderbird Ver 2.0.0.14だ。

以下、メールとアドレス帳の移行手順だが、前提として、Thunderbirdのインストールは完了しているものとする。

■Outlookをデフォルトメーラーに設定する
まず、Thunderbirdのインポート機能にOutlookを認識させるために、移行元となるOutlookをデフォルトメーラーに設定する。

1. Internet Explorerの「ツール/インターネットオプション/プログラム」を開く
2. 「電子メール」欄でMicrosoft Outlookを選択する
3. 「OK」ボタンを押下する
cf. [OL2000] Outlook をデフォルトのメール クライアントにする方法

■Outlookのpstファイルをマウントする
OutlookのPSTファイルをアンマウントしている場合は、再マウントする。マウントされていないPSTファイルに存在するメッセージは、Thunderbirdのインポート対象にならない。

1. Outlookを起動する
2. 「ツール/オプション/メールセットアップ/データファイル」を開く
3. 「追加」ボタンを押下し、移行したいpstファイルをマウントする

■メールの移行(OutlookからThunderbirdへ)
メール移行は、Thunderbirdのインポート機能を使う。

1. Thunderbirdを起動する
2. 「ツール/設定とデータのインポート」を押下する
3. 「メールボックス→Outlook」を選択し、「次へ」を押下する

以上でメールデータの移行は完了。後は、Thunderbirdを起動して、フォルダペインでメッセージとメッセージディレクトリを適宜整理する。メッセージのインポート先は「Outlook メール」フォルダの以下となる。
ちなみに、既にGoogleデスクトップを使っている場合、インポートしたThunderbirdのメッセージは検索対象とならないので注意が必要だ。詳細は「ThunderbirdをGoogleデスクトップで検索できない?」エントリを参照のこと。

■アドレス帳の移行(OutlookからThunderbirdへ)
アドレス帳の移行もThunderbirdの機能でインポート可能である。

1. Thunderbirdを起動する
2. 「ツール/設定とデータのインポート」を押下する
3. 「アドレス帳→Outlook」を選択し、「次へ」を押下する

インポート先はOutlooのアドレス帳と同じ名前のエントリとなる。

■アカウント設定の移行(OutlookからThunderbirdへ)
最後にアカウントの移行を行う。以下の手順でよいはずだが、残念ながら私の環境ではエラーが発生しうまく行かなかった。結局、この部分は手で設定を行った。

1. Thunderbirdを起動する
2. 「ツール/設定とデータのインポート」を押下する
3. 「設定→Outlook」を選択し、「次へ」を押下する

■補足. Outlookが重い!の解決法
Outlookは、全てのメールをpstファイル1枚で管理するため、メールが多くなると動作が緩慢になってくる。私の場合、2GB弱になっていた。これがOutlookを使うのをやめるきっかけとなったわけだが、このファイルを小さくしてやれば、多少性能は解消される。面倒なメーラー移行を先延ばしにできるかもしれない。
cf. Microsoft Office Online:Outlook データ ファイルのサイズを小さくする
cf. マイクロソフトサポート オンライン:Outlook 2007 でサイズの大きい .pst ファイルまたは .ost ファイルに含まれるアイテムに対して操作を行っていると、パフォーマンスの問題が発生することがある
スポンサーサイト



最近の記事

コメント

管理者にだけメッセージを送る

みんなの拡張機能
シリーズ記事一覧
カテゴリ一覧
ブログ内検索
QRコード
QR
プロフィール

くふぉーる

はじめまして。日本のシステムエンジニア「くふぉーる」です。
このブログではできるだけ役立つ記事を掲載することを心がけています。

RSSフィード
このブログについて
・ このブログは全記事リンクフリーです。
・ スパム対策として、トラックバック、コメントは承認制にしてあります。