網羅的な機能を備えた無料アクセス解析サービス(QLOOK)
このブログでは「QLOOKアクセス解析」という無料のアクセス解析サービスを利用している。
QLOOK(クルック)は比較的後発のためか、他のアクセス解析サービスの不足点をかなり網羅した機能を提供してくれている。

cf. QLOOKアクセス解析のトップページ
cf. QLOOK動作中デモ
QLOOKに行き着くまでに私はいくつかの無料アクセス解析サービスを比較した。
比較したサービスは、FC2アクセス解析、忍者アクセス解析(Ninja)、Google Analytics、i2iアクセス解析、そしてQLOOKアクセス解析だ。(※)
※その他にClikyとAccessAnalyzer.comも試したが、前者は日本語が文字化けする、後者はエラーが発生しページ登録できなかったので今回の検討から外した。しかし、両者とも良さそうなサービスだったので、改善されたら改めて試してみたい。
いまのところ解析できる軸(項目)には各サービスに目立った違いはないと思うが、その中でQLOOKを採用したポイントをこのエントリにメモしておく。
■リアルタイム解析
Google Analyticsではアクセス解析結果が出るまでに1日程度のずれが発生する。
QLOOKはほぼリアルタイムにアクセスログを画面に反映してくれる。
■生ログの閲覧が可能
QLOOKでは生ログと呼ばれる解析元ネタデータの閲覧ができる。
この生ログは携帯電話からも見ることができ便利だ。
Google Analyticsでは生ログの閲覧はできない。
【追記:2008/7/26】
QLOOKの有料版サービス開始に伴って、無料版ではログのダウンロードができなくなった。そこで、QLOOK無料版のページからビジター数、アクセス数を抽出するブックマークレットを作成した。
kfall+ QLOOK無料版でアクセス数のログを取得するブックマークレット
■解析対象ページ上限数
無料のアクセス解析サービスでは解析ページ数に上限が設けているのが普通である。
例えば、忍者アクセス解析(Ninja)は100ページまで、FC2アクセス解析は120ページまでだ。
しかし、QLOOKでは解析対象ページ数に上限が無い(アクセス数の解析上限は5000ページ)。
■解析対象ページの自動登録(URLとタイトル)
FC2アクセス解析では、解析したいブログページをアップする毎に、対象のURLやタイトルを登録しなくてはならないが、QLOOKではその手間が無い。
具体的には、ブログのテンプレートに固定タグを埋め込んでおけば、ブログをアップするだけで新規ページを自動的に解析対象にしてくれる。その際、ページタイトルも取得してくれる。
【追記:2008/8/6】
FC2でもクローラーを利用した擬似ページ自動登録を始めたようだ。
【追記:2008/7/14】
「高度な解析タグ」を使うとJavaScriptを使えない携帯端末からのアクセスでもURLとタイトルを解析できるようになった。
このブログでも対応してみたが、携帯端末からのアクセス傾向がPCと大幅に違い興味深かった。
kfall+ QLOOKの高度な解析タグをFC2ブログに適用する
■遷移元・クリック先解析、クイックストリーム
QLOOKは解析対象ページの遷移元やクリック先を解析してくれる。
特にクリック先解析は自ページをハブにした効果情報として非常に有効だと思うが、対応しているサービスは意外に少ない。
また、1ユーザのページ遷移にフォーカスしたクイックストリームというビューがあり、あるユーザがどこから来て、どのページを見て周り、どこに抜けて行ったかが分かるようになっていて面白い。
■除外ユーザ複数登録
訪問者数の少ないサイトを解析する場合、自分やクローラー等、雑音系ビジターは解析対象から除外したくなる。
しかし、i2iアクセス解析は1ビジターしか除外登録できないし、忍者アクセス解析(Ninja)には除外機能自体ないようだ。
対してQLOOKの場合、除外対象ビジターを8個まで登録することができる。
■集計結果永久保持
QLOOKでは日別集計結果をずっと保管してくれる。
他サービスでは一定期間(4ヶ月程度が多い)で結果が消えてしまうことが多い。
※【追記:2008/8/6】
日別アクセス数の永久保存が始まった。
もともとは、月ごとのアクセス数は永久保存されるが、日別のアクセス数はおよそ2ヶ月で削除されていた。
■日別にメモを付けることができる
【追記:2008/8/19】
アクセスが急増した日などに、その理由を書き残しておくことができる。
■要望やバグ報告に結構対応してくれる
【追記:2008/8/19】
QLOOKに対し、要望やバグ報告をたまに出しているが、結構対応してくれる。
8/19に付いたメモ機能に関しては、数ヶ月前に付けて欲しい旨、私も要望を出していたのでとても嬉しい。
■成長感がある
【追記:2008/8/19】
機能追加スピードが結構速く成長感がある。7月、8月だけでも以下のような機能追加があった。
・「メモ機能」を追加
・除外をログおよびランキングに反映
・日ごとのアクセス数が永久保存
・ページ名の登録
・アクセス先のURLをページのタイトルに置き換える
・検索エンジンのURLを短く表示する
・「ケータイ版」改良
・「ビジット・ページビューの判定基準」の設定項目追加
・「ビジターに名前をつける」の設定項目追加
・「高度な解析」を解析タグ追加
■バナーに広告が出ない
ほとんどの無料アクセス解析サービスでは、解析対象ページにバナー画像を貼る必要がある。
自己主張の強いものや広告が表示されるバナーが多い中、QLOOKのバナーは非常に小さく広告も掲載されない。
バナーはカウンタ形式のものと静的なものが選べる。
■アクセス解析が分かるページ
アクセス解析について分かりやすく解説しているページがあったのでメモしておく。
cf. @IT 連載:アクセス解析結果を活かす術
cf. @IT 特集:アクセス解析ツール比較
QLOOK(クルック)は比較的後発のためか、他のアクセス解析サービスの不足点をかなり網羅した機能を提供してくれている。

cf. QLOOKアクセス解析のトップページ
cf. QLOOK動作中デモ
QLOOKに行き着くまでに私はいくつかの無料アクセス解析サービスを比較した。
比較したサービスは、FC2アクセス解析、忍者アクセス解析(Ninja)、Google Analytics、i2iアクセス解析、そしてQLOOKアクセス解析だ。(※)
※その他にClikyとAccessAnalyzer.comも試したが、前者は日本語が文字化けする、後者はエラーが発生しページ登録できなかったので今回の検討から外した。しかし、両者とも良さそうなサービスだったので、改善されたら改めて試してみたい。
いまのところ解析できる軸(項目)には各サービスに目立った違いはないと思うが、その中でQLOOKを採用したポイントをこのエントリにメモしておく。
■リアルタイム解析
Google Analyticsではアクセス解析結果が出るまでに1日程度のずれが発生する。
QLOOKはほぼリアルタイムにアクセスログを画面に反映してくれる。
■生ログの閲覧が可能
QLOOKでは生ログと呼ばれる解析元ネタデータの閲覧ができる。
この生ログは携帯電話からも見ることができ便利だ。
Google Analyticsでは生ログの閲覧はできない。
【追記:2008/7/26】
QLOOKの有料版サービス開始に伴って、無料版ではログのダウンロードができなくなった。そこで、QLOOK無料版のページからビジター数、アクセス数を抽出するブックマークレットを作成した。
kfall+ QLOOK無料版でアクセス数のログを取得するブックマークレット
■解析対象ページ上限数
無料のアクセス解析サービスでは解析ページ数に上限が設けているのが普通である。
例えば、忍者アクセス解析(Ninja)は100ページまで、FC2アクセス解析は120ページまでだ。
しかし、QLOOKでは解析対象ページ数に上限が無い(アクセス数の解析上限は5000ページ)。
■解析対象ページの自動登録(URLとタイトル)
FC2アクセス解析では、解析したいブログページをアップする毎に、対象のURLやタイトルを登録しなくてはならないが、QLOOKではその手間が無い。
具体的には、ブログのテンプレートに固定タグを埋め込んでおけば、ブログをアップするだけで新規ページを自動的に解析対象にしてくれる。その際、ページタイトルも取得してくれる。
【追記:2008/8/6】
FC2でもクローラーを利用した擬似ページ自動登録を始めたようだ。
【追記:2008/7/14】
「高度な解析タグ」を使うとJavaScriptを使えない携帯端末からのアクセスでもURLとタイトルを解析できるようになった。
このブログでも対応してみたが、携帯端末からのアクセス傾向がPCと大幅に違い興味深かった。
kfall+ QLOOKの高度な解析タグをFC2ブログに適用する
■遷移元・クリック先解析、クイックストリーム
QLOOKは解析対象ページの遷移元やクリック先を解析してくれる。
特にクリック先解析は自ページをハブにした効果情報として非常に有効だと思うが、対応しているサービスは意外に少ない。
また、1ユーザのページ遷移にフォーカスしたクイックストリームというビューがあり、あるユーザがどこから来て、どのページを見て周り、どこに抜けて行ったかが分かるようになっていて面白い。
■除外ユーザ複数登録
訪問者数の少ないサイトを解析する場合、自分やクローラー等、雑音系ビジターは解析対象から除外したくなる。
しかし、i2iアクセス解析は1ビジターしか除外登録できないし、忍者アクセス解析(Ninja)には除外機能自体ないようだ。
対してQLOOKの場合、除外対象ビジターを8個まで登録することができる。
■集計結果永久保持
QLOOKでは日別集計結果をずっと保管してくれる。
他サービスでは一定期間(4ヶ月程度が多い)で結果が消えてしまうことが多い。
※【追記:2008/8/6】
日別アクセス数の永久保存が始まった。
もともとは、月ごとのアクセス数は永久保存されるが、日別のアクセス数はおよそ2ヶ月で削除されていた。
■日別にメモを付けることができる
【追記:2008/8/19】
アクセスが急増した日などに、その理由を書き残しておくことができる。
■要望やバグ報告に結構対応してくれる
【追記:2008/8/19】
QLOOKに対し、要望やバグ報告をたまに出しているが、結構対応してくれる。
8/19に付いたメモ機能に関しては、数ヶ月前に付けて欲しい旨、私も要望を出していたのでとても嬉しい。
■成長感がある
【追記:2008/8/19】
機能追加スピードが結構速く成長感がある。7月、8月だけでも以下のような機能追加があった。
・「メモ機能」を追加
・除外をログおよびランキングに反映
・日ごとのアクセス数が永久保存
・ページ名の登録
・アクセス先のURLをページのタイトルに置き換える
・検索エンジンのURLを短く表示する
・「ケータイ版」改良
・「ビジット・ページビューの判定基準」の設定項目追加
・「ビジターに名前をつける」の設定項目追加
・「高度な解析」を解析タグ追加
■バナーに広告が出ない
ほとんどの無料アクセス解析サービスでは、解析対象ページにバナー画像を貼る必要がある。
自己主張の強いものや広告が表示されるバナーが多い中、QLOOKのバナーは非常に小さく広告も掲載されない。
バナーはカウンタ形式のものと静的なものが選べる。
■アクセス解析が分かるページ
アクセス解析について分かりやすく解説しているページがあったのでメモしておく。
cf. @IT 連載:アクセス解析結果を活かす術
cf. @IT 特集:アクセス解析ツール比較
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