「butterfly search(バタフライサーチ)」は、大量のテキストファイルを非常に高速に全文検索してくれるフリーのインデックス型GREPツールだ。
butterfly searchは、Googleデスクトップよりもはるかにソースコードを探索しやすいインターフェースを備えている。私は仕事の上で、膨大な量のソースコードに対し影響調査をしなければならない場面があるが、そういう時にこのツールはとても役立っている。

butterfly search は全文検索ツールです。大量のテキストファイルから目的の単語が含まれる箇所を素早く探し出す際に使用します。予め作成したインデックスファイルを使用する事により、瞬間的に検索結果を得る事が出来ます。検索結果は、ファイル名だけでなく、目的の単語が含まれる行までを表示します。(butterfly_search(全文検索フリーソフト)より引用
cf.
butterfly_search(全文検索フリーソフト)
■butterfly searchのインストール手順Googleデスクトップなどのインデックス型全文検索ツールは、検索エンジンサーバ+問い合わせクライアントという構成を採っていてインストールの敷居が多少高い。その点、butterfly searchは全文検索エンジンと検索ツールが一体であり、プログラム単体で動作するのでインストールが簡単だ。
1.
butterfly search(バタフライ サーチ) ダウンロードページからアーカイブをダウンロードする
2. ダウンロードしたアーカイブを解凍する
3. インデックス(プログラムが使用する検索用索引)を格納するフォルダを適当な場所に作成する
4. 解凍したアーカイブ内のbutterfly_search.exeをインデックス格納フォルダにコピーする
5. butterfly_search.exeをダブルクリックする
6. 設定ウィザードが立ち上げがるので、「次へ」→「次へ」を押下する
7. 「検索対象とするディレクトリ」を指定する
8. 「開始」ボタンを押下すると、サブディレクトリを含めインデックス作成が開始される
これでbutterfly_search.exeと同じディレクトリにインデックスが作成され、高速検索が可能になる。
以下、butterfly searchの使用上、知っておくと良いポイントをメモしておく。
■検索方式butterfly searchは、半角英数字とアンダスコアのキーワードに対しては、単語単位で検索が行われる。例えば「HashMap」という単語を検索する場合、「HashMa」ではヒットしないので注意が必要だ。
日本語はN-Gram方式をとっているので一文字でもヒットする。
文字コードは、UTF-16、UTF-8、UTF-7、Shift-JIS、EUC、JISに対応している。
半角英数字と半角アンダーバーの列は単語としてインデックス化。その他の文字(日本語)はN-gram法でインデックス化。」(butterfly_search(全文検索フリーソフト)より引用)
■外部エディタの設定butterfly searchには外部エディタが指定でき、外部エディタの起動パラメータとして、GREPヒット位置(※実際には内部ビューに置かれたカーソル位置)をパラメータを渡すことができる。エディタの指定は「設定→外部エディタの設定」で行う。
設定例)
・サクラエディタ→
C:\Applications\sakura\sakura.exe -Y=%L -X=%R %P・秀丸→
C:\Program Files\Hidemaru\Hidemaru.exe /j%L,%R %P■インデックスの再作成検索対象ディレクトリの下のファイルを更新(追加、更新、削除)した場合は、「ファイル→更新」からインデックスの再作成を行う。ちゃんと差分更新してくれるらしく、時間はあまりかからない。
■検索対象ディレクトリ指定の制約butterfly searchは検索対象とするディレクトリがひとつしか指定できない。複数のディレクトリを検索したい場合は、検索対象ディレクトリ毎に別々のインデックス格納ディレクトリを作成し、インストール手順の4から8を行う必要がある。
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